【兵庫県芦屋市 髙島 崚輔市長 INTERVIEW】好きなことを“ちゃんとやる”――市民主体のまちづくりを目指す理由
2025.09.02
スピーカープロフィール
髙島 崚輔(たかしま りょうすけ)
兵庫県芦屋市長。
学生時代にラグビーと生徒会活動に熱中し、高校1年の夏に福島を訪れた経験が転機となる。
米国ハーバード大学に進学し、在学中に教育NPOの代表理事を務める。「現場に最も近い行政こそ変革の場」と捉え、2023年に市長へ就任。市民の主体性を引き出す環境づくりに力を注ぐ。
幼少期〜高校時代:ラグビーと生徒会、そして震災の現場
生徒
まずは幼少期から高校時代のお話を伺わせてください。
どのような学生だったのでしょうか。
どのような学生だったのでしょうか。
髙島さん
中学からラグビー部に所属していました。
放課後はグラウンドか生徒会室にいる生活で、特に中学時代は学校と自宅を往復するだけの日々でした。
ただ、高1の夏に東日本大震災の被災地・福島を訪問する機会がありました。
学校の外に初めて飛び出し、現場で多様な立場の方と対話した経験が「社会は広い、もっと知りたい」と火を付けてくれたんです。
放課後はグラウンドか生徒会室にいる生活で、特に中学時代は学校と自宅を往復するだけの日々でした。
ただ、高1の夏に東日本大震災の被災地・福島を訪問する機会がありました。
学校の外に初めて飛び出し、現場で多様な立場の方と対話した経験が「社会は広い、もっと知りたい」と火を付けてくれたんです。
生徒
生徒会長としてはどんなことを意識していたのですか。
髙島さん
中学高校と2度生徒会長を務めました。
「やらねばならない決まり事」が少なかった分、自分が面白いと感じる企画に集中できたのはありがたかったです。
外部の人を招いた討論会や、小学校で授業をやるプロジェクトなど、学校の枠を越える活動に挑戦しましたが、“好きなことをしよう”と決めていたので迷いはありませんでした。
「やらねばならない決まり事」が少なかった分、自分が面白いと感じる企画に集中できたのはありがたかったです。
外部の人を招いた討論会や、小学校で授業をやるプロジェクトなど、学校の枠を越える活動に挑戦しましたが、“好きなことをしよう”と決めていたので迷いはありませんでした。
原動力は「好奇心」ではなく「好きだからやる」
生徒
多くの挑戦を続けるモチベーションはどこから生まれるのでしょう。
髙島さん
実は「モチベーション」のようなものは特にないんです。
好きな食べ物があれば自然と食べるのと同じで、好きなこと、やりたいと思ったことをやり続けているだけです。
反対に「評価されそうだけど興味が湧かないこと」にはあまり興味はありませんでした。
好きな食べ物があれば自然と食べるのと同じで、好きなこと、やりたいと思ったことをやり続けているだけです。
反対に「評価されそうだけど興味が湧かないこと」にはあまり興味はありませんでした。

起業、そして市長へ“現場”を動かす立場を選ぶまで
生徒
「グローバルな学びのコミュニティ・留学フェローシップ」の理事長に就任されたと伺いました。
高島さん
7年間、教育のNPOの代表理事を務めました。
外から学校教育を支援するNPOの仕事は意義があると感じた一方で、「現場の外側からでは限界がある」と痛感しました。
より直接的に地域を変えるなら行政の中に入るのが最適だと考え、市長選挙への出馬を選びました。
政治家志望だったわけではなく、“課題の最前線に立てる役割”として、行政職である市長が一番しっくりきた、という感覚でした。
外から学校教育を支援するNPOの仕事は意義があると感じた一方で、「現場の外側からでは限界がある」と痛感しました。
より直接的に地域を変えるなら行政の中に入るのが最適だと考え、市長選挙への出馬を選びました。
政治家志望だったわけではなく、“課題の最前線に立てる役割”として、行政職である市長が一番しっくりきた、という感覚でした。

市民主体をどう生み出すか:役所は「お上」を変える装置
生徒
市長として一番大切にしていることは何でしょうか。
高島さん
市民との対話です。
対話を中心に、市民のみなさんの主体性をどのように引き出すか、を何より大切にしています。
ただ、対話は手段です。
本質は、市民一人ひとりが主体的に動きたくなる“土壌”をつくることです。
なにか問題が起これば役所がなんとかしてくれる、ではなく、「私たちも一緒に解決したい」と一人でも多くの市民が思ってくだされば、社会は良くなり続けると信じています。
対話を中心に、市民のみなさんの主体性をどのように引き出すか、を何より大切にしています。
ただ、対話は手段です。
本質は、市民一人ひとりが主体的に動きたくなる“土壌”をつくることです。
なにか問題が起これば役所がなんとかしてくれる、ではなく、「私たちも一緒に解決したい」と一人でも多くの市民が思ってくだされば、社会は良くなり続けると信じています。

若者へのメッセージ:好きなことをちゃんとやろう
生徒
最後に、中高生・大学生へエールをお願いします。
高島さん
先輩による「これだけはやっておけ」という助言ほど当てにならないものはないと思います。
10年前と今では、社会がまったく違うからです。
だからこそ、自分が本当に好きなことを“ちゃんと”やってほしいと思います。
“ちゃんと”とは、ダラダラ続けるのではなく、向き合い方を自分で決めてやり切ること。
例えばゲームが好きなら、戦術を分析して大会を目指す、実況動画を制作するでも良いのですが、誰かにどう思われようと、自分が本気で向き合い続けているかが大事なのだと思います。
好きなことを深掘りする過程で生まれる学びや出会いは、時代がどう変わってもあなたの武器になります。
ぜひ“ちゃんと”好きなことに挑み続けてください。
10年前と今では、社会がまったく違うからです。
だからこそ、自分が本当に好きなことを“ちゃんと”やってほしいと思います。
“ちゃんと”とは、ダラダラ続けるのではなく、向き合い方を自分で決めてやり切ること。
例えばゲームが好きなら、戦術を分析して大会を目指す、実況動画を制作するでも良いのですが、誰かにどう思われようと、自分が本気で向き合い続けているかが大事なのだと思います。
好きなことを深掘りする過程で生まれる学びや出会いは、時代がどう変わってもあなたの武器になります。
ぜひ“ちゃんと”好きなことに挑み続けてください。
生徒
髙島さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました。
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